インフルエンザの予防に一番効果があるものは何か

1.インフルエンザとは

インフルエンザウィルス  もともとインフルエンザウィルスは、カモに寄生しているウィルスと言われています。

 インフルエンザウィルスは、カモから直接人間には感染はせず、カモから別の鳥、鳥から家畜、家畜から人間という流れで、人間の生活環境から遠い環境に生息するカモから、インフルエンザウィルスが他の動物に寄生できるように変異しながら、だんだんと人間の生活環境に近い動物に近寄りながら感染していきます。

 一度、インフルエンザウィルスが人間に寄生できるように変異してしまうと、生活環境が密接しているので、その感染力は強く、あっという間にインフルエンザが流行するようになります。

 インフルエンザウィルスに感染すると、「38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。」※厚生労働省インフルエンザQ&Aより引用。

2.インフルエンザ感染の特徴

  • 潜伏期間 : 1〜3日
  • 感染経路 : 主に飛まつ感染※
  • 発症認識 : 急激に38℃以上の高熱が出る
  • 感染症状 : 悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、咳、痰(たん)、呼吸困難、腹痛、下痢などの胃腸症状など
  • 療養期間 : 一週間程度
※飛まつ感染とは、くしゃみや咳(せき)、会話などでインフルエンザウィルスを含む唾液や鼻水が小さな水滴となって飛び散り、そのインフルエンザウィルスが付着した水滴を直接又は間接的に口から体内に取り込んで感染すること。

3.インフルエンザの予防

うがいとマスク インフルエンザを予防する有効な方法として厚生労働省が挙げている方法は以下のものです。

  • 流行前のインフルエンザワクチン接種
  • 基本的に摂取したワクチンに適合したインフルエンザにしか効果がないことは既知のとおりです。
  • 飛まつ感染対策としての咳エチケット
  • これはインフルエンザに感染していようがいまいが、咳やくしゃみをする時に手で口を覆い、顔を横に背けるエチケットです。咳やくしゃみを手で覆った後は、手洗いをすることで、さらに他人へのインフルエンザの感染を防ぐことになります。当然、咳やくしゃみが多く出るようであれば、マスクをするというのは実施して欲しいことです。
  • 外出後の手洗い等
  • 適度な湿度の保持
  • 空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下するため、インフルエンザ等にかかりやすくなります。
  • 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  • 人混みや繁華街への外出を控える
といったところですが、、ある程度はインフルエンザ対策としてご家庭で実施されている事柄ではないかと思われます。でも、インフルエンザの感染が後を絶たないのは何故?本当にこれだけで大丈夫なのか心配です。 結局のところ、家族が感染してしまったら、これだけでは家庭内でのインフルエンザ感染のリスクが高いと言えるでしょう。

4.インフルエンザ予防のツール

昨今、インフルエンザ対策商品として、マスクをはじめ、色々なインフルエンザ関連商品が発売されています。

その中で、空間除菌を全面に打ち出した除菌ツールも発売されていますが、大半は塩素系成分を用いた除菌ツールで、基本的には「二酸化塩素」「次亜塩素酸」を主成分とした商品となっています。

ウィルスブロッカー 二酸化塩素というと、首から下げてインフルエンザウィルスを除菌するという商品がありますが、汗と化学反応を起こして、反応熱による火傷被害などから回収騒ぎになったことで有名になりました。

この事件をきっかけ、二酸化塩素については、インフルエンザウィルスに効果があるというエビデンス(根拠)が不足しているので、安易な購入を避けるような報道もされ、薬事法に則った広告の規制なども厳しくなりました。

ただ、首に下げてインフルエンザウィルスを除菌するといっても、風が吹いたり、自分自身が動き回っていたら、気化された成分は、自分の身の回りにありませんので、行政がその効果について指摘したとおり、本当にインフルエンザ予防効果があるのかは疑問です。

一気に普及したのも某プロ野球選手や監督などが、首から下げていたのをテレビで見て、珍しさとインフルエンザの流行からブレイクしたと言えるでしょう。 二酸化塩素を使用した製品には、前述の首から下げるタイプのものや、一般的なスプレー噴霧タイプ、超音波噴霧器を使用して空間噴霧するものもあります。

次亜塩素酸水 一方、次亜塩素酸は、学会論文なども含めエビデンスも豊富で医療・介護分野でのインフルエンザ感染対策として普及しており、ご家庭でも手軽に使える除菌ツールとなっています。現段階においては、二酸化塩素商品のように次亜塩素酸水自体が事件となったという事柄はありません

塩素は、「遊離塩素」と「結合塩素」に分かれ、殺菌力を持つのは「遊離塩素」となっています。「遊離塩素」は、具体的には「塩素」、「次亜塩素酸」、「次亜塩素酸イオン」の3つです。

ご家庭にあるハイターなどの主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」というものですが、「次亜塩素酸」と「ナトリウム」が結合した薬品です。ハイターでの除菌は「次亜塩素酸」の成分によって行われています。

「結合塩素」とは、「遊離塩素」が有機物(汚れや菌、ウィルス等)と接触した際に窒素等の成分と結合した塩素です。よく言われる塩素臭というのはこの「結合塩素(クロラミン)」の臭いです。「結合塩素」になると殺菌力はほとんどありません。

次亜塩素酸系の除菌剤をスプレーしたら塩素臭がしたということは、有機物(汚れや菌、ウィルス)に反応して次亜塩素酸から結合塩素に変化した、要は除菌したということになります。

2.次亜塩素酸水とは

次亜塩素酸の有効比率 次亜塩素酸水は、前項で触れた次亜塩素酸の水溶液です。

次亜塩素酸はとても不安定な成分で、ph値によって成分が変化します。一番、次亜塩素酸の比率が高いのはph5.0の強酸性で、より酸性が強くなると「次亜塩素酸」と「塩素ガス」となります。

塩素系洗剤などが「まぜるな危険」として注意書きがされているのは、この次亜塩素酸の特性からです。
逆にアルカリ性が強くなると「次亜塩素酸」と「次亜塩素酸イオン」となります。次亜塩素酸イオンも遊離塩素ですが、次亜塩素酸よりも殺菌力は若干劣ります。その変わり、次亜塩素酸の有していない洗浄力を持つようになります。

次亜塩素酸水の生成方法は、以下の3つの方法があります。
  • 次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を混合して生成
  • 強塩酸を電気分解して生成
  • 食塩水を電気分解して生成
上の2つの生成方法は、次亜塩素酸比率が高く成分安定する弱酸性(ph6.5)の次亜塩素酸水として生成するために使用されます。多くの次亜塩素酸水製品はこの方法で生成されています。
一番下の生成方法は、弱アルカリ性の次亜塩素酸水として生成されます。

医療機関などでは、多くの医師が次亜塩素酸ナトリウムや塩酸といった薬品を患者に使用することを嫌いますので、食塩水から生成された弱アルカリ性の次亜塩素酸水を使用することを求めることが多いのです。

3.次亜塩素酸水の殺菌能力について

次亜塩素酸の殺菌力 次亜塩素酸水の殺菌能力は非常に高いものがあり、ハイターの原料である次亜塩素酸ナトリウムの10倍、結合塩素(クロラミン)の100倍と言われています。非常に強い菌の枯草菌類や青カビなどにも効果があり、また、インフルエンザウィルスをはじめ、ノロウィルスや肝炎ウィルスなどのウィルスにも効果があります。

次亜塩素酸水の殺菌のメカニズムは、有機物(汚れ、菌類、ウィルス等)に接触した際に酸化が起こり、酸化時の爆発力によって菌類やウィルスの接触子を破壊してしまいます。

ノロウィルス対策で使用する際の注意事項としては、ノロウィルスはとても強いウィルスであるため、残留塩素濃度が200ppm程度だと完全に不活化できません。最低でも25Oppm以上の残留塩素濃度が必要となります。

殺菌効果の試験等では、殺菌効果を阻害する要素がない無菌ルーム等で行われるため、20ppm程度の残留塩素濃度でも十分にその効果を検証できますが、汚れなどがたくさんある生活環境においては、阻害要素が多すぎるため、残留塩素濃度が250ppm以上は必要であると言われています。

右図にある「臭素」も「塩素」同様に殺菌能力を有していますが、「臭素」を用いた殺菌剤はコストが高く、安定性も低いため、一般的に「塩素」を用いた殺菌製品が多くなっています。

4.次亜塩素酸水に関する論文

次亜塩素酸水の殺菌力に関する論文については、弱酸性次亜塩素酸水のものとなっています。

これは前項で触れたように、ph5.0〜6.5の弱酸性次亜塩素酸水の次亜塩素酸比率が最も高く安定しているため、次亜塩素酸自体の殺菌効果の評価や試験を行うには弱酸性次亜塩素酸水が適しているからと言えるでしょう。

論文が出ているととても信頼性が高くなるわけですが、一点、懸念材料があるとすると生活環境となると無菌ルームの実験室とは違うということです。菌類やウィルスと次亜塩素酸水の直接的関係を論ずるには、汚れなどのない実験室でなくてはなりませんが、実際のご家庭などでは、塵、ほこり、よごれ等は当然存在していますので、そういった環境で弱酸性次亜塩素酸水が本来の力量を発揮できるのかは説得力が少々欠けるところでもあります。

次亜塩素酸は有機物に触れた際に結合塩素となることは前項でも触れましたが、「汚れ」が菌類・ウィルスよりも先に次亜塩素酸水に触れてしまうと殺菌力が極端に低下してしまいます。汚れに対する洗浄力が少ない弱酸性次亜塩素酸水の弱点と言えます。

5.次亜塩素酸水の使い方

次亜塩素酸水の使用方法には、以下のものがありますので、用途に応じて使用方法を変えることが良いでしょう。
超音波噴霧器
  • スプレー噴霧
  • 最も一般的な使用方法ですが、スプレー容器に次亜塩素酸水を入れて、スプレーで噴霧する方法です。
    衣類やエアコン、おもちゃ、歯ブラシ、吐しゃ物の処理後の絨毯や床、手指消毒などなど広範囲に使用することができます。


  • 漬け置き
  • 哺乳瓶やストロー、医療機材、ふきん等を漬け置きする方法です。
    ※何度も同じ次亜塩素酸水を使用すると殺菌力が極度に低下していきますので、液の再利用には向きません。


  • 空間噴霧
  • 超音波噴霧器を用いて、細かい霧状にした次亜塩素酸水をお部屋の中に満たす方法です。
    超音波噴霧器は、次亜塩素酸水を変化させることなく、5μ程度の細かい粒子にして空間に浮遊させます。
    空間除菌をしているお部屋の中にいるだけで、呼吸に伴い口・鼻・咽喉・気管支などの除菌を行えます。


  • 液体使用
  • うがい、鼻うがい、口内洗浄などにも使用できます。
    介護施設等では、高齢者の口腔ケアにも使用されていますし、お子さんなどでは虫歯予防、大人は歯肉炎の炎症部消毒にもなります。
    また、洗濯の濯ぎの際に洗濯機の中に入れれば、生乾き臭の原因である菌類を殺菌しますので、生乾き臭がしなくなります。

6.お薦めの次亜塩素酸水

ご家庭でご使用になる次亜塩素酸水を選ぶポイントは
  • 小さなお子さんや赤ちゃんがいても安心して使用できること
  • ※誤飲しても危険でないこと

  • お年寄りがいても安心して使用できること
  • ※誤飲しても危険でないこと

  • コストパフォーマンスに優れていること

  • 多少の汚れがある環境で使用しても効果が期待できること

  • 公的試験を通じて製品の信頼性が確保されていること
という点でしょう。

その観点で数ある次亜塩素酸水から選ぶとすると一番のお薦めは「グリーンアクア」という商品があります。



【本ページがお薦めする理由】

「グリーンアクア」は医療機関や介護施設、動物病院を中心に2000施設を超える採用実績があります。

その中でも歯科では群を抜いた採用実績を誇ります。患者さんの口の中に入れる器具の消毒や、高齢者の口腔ケアなど、直接口に入れても安心できる高い安全性が人気の理由です。

「グリーンアクア」のポイントは、

  • 一切薬品を使用していない食塩水の電気分解生成
  • 純度の高い食塩と逆浸透膜(RO)で濾過した純水を使用。原料の安全性は他の次亜塩素酸水よりも群を抜いています。

  • 弱アルカリ性での洗浄と殺菌の理にかなった仕組み
  • 「洗浄に勝る殺菌はなし」と言われるほど、衛生的な環境維持には洗浄が不可欠です。除菌ツールが最も効果を発揮するのは、洗浄後の除菌です。弱アルカリ性次亜塩素酸水は、次亜塩素酸イオンの洗浄力で汚れを洗浄し、その後、次亜塩素酸が殺菌するという理にかなった次亜塩素酸水と言えます。

  • 残留塩素濃度500ppmという高濃度による用途別希釈使用
  • 吐しゃや下痢には、より多くの菌類やウィルスが含まれてます。これらを確実に除菌するためには、高濃度の残留塩素が必要となります。これらの後始末を原液〜2倍希釈で確実に行え、通常使用では5〜10倍、空間除菌では10〜20倍と希釈倍率を変えるだけで様々な用途に使用できるため、とても経済的と言えます。


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ご家庭でのインフルエンザ対策を万全にして、元気に過ごしましょう。

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